二つに割れる懐かしのアイス徹底解剖!消えた理由と2026年復刻情報
幼い頃、兄弟や友人と「どっちが大きいか」で揉めながら半分こにした、あの懐かしいアイスの記憶。2本の棒を両手で持ってパキッと割るソーダバーや、真ん中から折って分け合えるチューブ型シャーベットは、昭和から平成の放課後を象徴するソウルフードでした。
しかし、大人になったいま売場を見渡すと、当たり前にあったはずの銘柄が姿を消していることに気づきます。本稿では、かつて一世を風靡した「二つに割れるアイス」の歴史的系譜を紐解き、惜しまれつつ販売終了となった理由や、2026年現在の購入ルート・復刻事情を徹底調査しました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:棒が2本ある代表格「ダブルソーダ」は市場需要の変化や個食化を背景に2017年春で販売終了
- 要点2:「パピコ」は独自技術で進化を続け、現代では大人向けプレミアム市場でも不動の地位を確立
- 要点3:2026年現在もコンビニやスーパーで買える類似商品や復刻トレンドが存在し、駄菓子文化は健在
【歴代名作】2つに分けるアイスの名前一覧|昭和・平成を彩った懐かしの味
昭和から平成にかけて、子どもたちのお小遣い事情を支えたのが「1つのお菓子を2人で分け合える」シェア型アイスでした。当時の駄菓子屋やスーパーのアイスケースを賑わせた代表的な銘柄を振り返ります。
真ん中にくびれがあり、二つに割れるアイスは大きく分けて「木棒が2本並んだツインバータイプ」と「ポリ容器を折るチューブ・フローズンタイプ」の2系統が存在します。
- ダブルソーダ(森永乳業):1983年発売。2本の木棒が刺さったソーダ味シャーベットの金字塔。
- パピコ(江崎グリコ):1974年発売。なめらかなフローズンスムージーのロングセラー。
- チューペット(前田産業):1975年発売。真ん中をねじって折るポッキンアイスの元祖。
- ツインポップ(センタン/林一二):1本でイチゴとソーダなど2つの味が楽しめたツインスティックバー。
- たまごアイス/ボンボンアイス(丸永製菓・久保田食品など):ゴム風船に入った独特の形状で愛された名物。
なかでも、棒アイスでありながら物理的に2本へと分割できる設計は、当時の子どもたちにとって画期的なエンターテインメントでした。
棒が2本の「ダブルソーダ」はなぜ消えた?販売終了の理由と噂の真相

「棒が2本刺さったソーダ味のアイス」と聞いて誰もが真っ先に思い浮かべるのが、森永乳業のダブルソーダです。1983年に登場し、爽快なソーダ味のシャリシャリとした氷菓として長年愛されましたが、2017年3月末をもって34年の歴史に静かに幕を下ろしました。
ネット上では「うまく割れずにケンカになるから」「衛生面の問題」といった都市伝説めいた噂も囁かれましたが、製造元が明かした終了理由は極めて現実的な市場構造の変化でした。
最大の要因は、少子化の進行に伴う「シェア需要(分け合って食べる機会)の減少」とアイス市場全体の「個食化」です。1人1個ずつ異なるフレーバーを選んで食べるスタイルが主流となり、ダブルソーダの売上は1990年代前半のピーク時から大きく落ち込んでいました。さらに製造設備の老朽化やライン維持コストとの兼ね合いから、惜しまれつつ生産終了の決断が下されたのです。
進化を続ける「パピコ」の歴史と種類|国民的シェアアイスの誕生秘話
ダブルソーダが姿を消した一方で、二つに割るアイスのトップランナーとして今なお進化を続けているのが江崎グリコのパピコです。1974年の発売当初は「2人で分け合える乳酸飲料味のアイス」として世に送り出されました。
初期のパピコは氷粒がやや粗めでしたが、1998年に独自技術「アコフリーズ製法」を導入したことで劇的な進化を遂げます。微細な氷と濃厚なペーストを均一に混ぜ合わせることで、口の中でとろけるような極上のフローズンスムージー食感を実現しました。
定番の「チョココーヒー」や「ホワイトサワー」に加え、現代では国産果汁をふんだんに使った高級志向の「大人の濃いシリーズ」など多彩なフレーバーを展開。子どものおやつから「大人の本格デザート」へとリブランディングに成功した稀有なブランドです。
「ポッキンアイス」の正式名称は?チューペット生産終了と地域別の呼び名文化
ポリ容器の中央をパキッと折って食べる果汁・乳酸菌飲料系シャーベット。一般に「ポッキンアイス」や「チューチュー」と呼ばれるこの菓子の代名詞が、前田産業の「チューペット」でした。
1975年の発売以来、夏の風物詩として圧倒的なシェアを誇ったチューペットですが、2009年の生産ラインにおける設備トラブルを機に、施設の老朽化などを考慮してそのまま生産終了となりました。元祖ブランドが消滅した現在も、他社による同形状製品がスーパーの定番棚を支えています。
この形状のアイスは、地域によって呼び名が大きく異なることでも知られています。
- 北海道・東北:棒ジュース、ポッキンアイス
- 関東・甲信越:ポッキンアイス、チューペット
- 関西・中四国:チューペット、チューチュー
- 九州・沖縄:チューチュー、ポッキン
商標としてのチューペットが姿を消しても、その愛称は世代を超えて日常会話の中にしっかりと息づいています。
ダブルソーダに似てるアイスはある?赤城乳業やセンタン「ツインポップ」の動向
「もう一度、あの2本棒のソーダアイスを割って食べたい」というファンの声は後を絶ちません。赤城乳業などのユニークな氷菓メーカーに復活を期待する声も多く寄せられています。
現在、ダブルソーダの代替として知られているのが、センタン(林一二)の「ツインポップ」や、一部の地域スーパーで展開されているプライベートブランド(PB)のツインバーです。ツインポップは左右でフレーバーが異なる楽しさがあり、駄菓子系アイスを扱う一部店舗やバラエティパックで見かけることができます。
また、赤城乳業の「ガリガリ君ソーダ」は棒が1本ですが、シャーベットの質感や爽快なソーダ風味の再現度という点において、ダブルソーダロスに悩む多くのファンの受け皿となっています。
【2026年最新】二つに割れるアイスはどこで売ってる?コンビニ・スーパー購入&復刻情報
2026年現在、日常的に購入できる二つに割れるアイスの入手ルートをまとめました。
全国のセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなどの主要コンビニエンスストアでは、パピコが通年で確実に入手可能です。夏季には期間限定フレーバーや復刻テイストが投入され、常に売場を賑わせています。
一方、ポリ容器を凍らせるタイプのポッキンアイスは、業務スーパー、イオン、ドン・キホーテなどの大型スーパーやディスカウントストアの菓子・飲料コーナーで、常温の10本入りパックとして大量に並んでいます。自宅の冷凍庫で凍らせるスタイルは、現在も高いコストパフォーマンスを誇る夏の常備品です。
近年は食品業界全体で「平成レトロ」「昭和復刻」のブームが継続しており、かつての名作バーが期間限定パッケージやコラボ企画としてスポット復活するケースも増えています。メーカー公式の最新リリースやSNSの復刻アンケートは見逃せません。
【二つに割れるアイス】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:森永乳業のダブルソーダが復活する可能性はありますか?
A1:現時点でメーカーからの公式な復刻アナウンスはありません。しかし、近年のレトロブームを受け、期間限定イベントやコンセプト商品としての復活を望む署名活動や要望が定期的に話題となっており、将来的なスポット復刻の可能性はゼロではありません。
Q2:チューペットとポッキンアイスの違いは何ですか?
A2:「チューペット」は前田産業が販売していた特定の商品名(登録商標)です。「ポッキンアイス」は中央を折って食べるポリ容器入り氷菓全般を指す一般的な通称であり、製品のジャンルそのものを指す言葉として使われています。
Q3:パピコをきれいに割るためのコツはありますか?
A3:冷凍庫から出した直後のカチカチの状態ではなく、室温で1〜2分ほど置き、容器がわずかに柔らかくなってから中央の連結部をひねるように折ると、中身が飛び出さず綺麗に二つに分かれます。
まとめ:シェアする喜びを受け継ぐ懐かしの二つに割れるアイス
時代の移り変わりとともに「ダブルソーダ」や「チューペット」といった一時代を築いた銘柄は姿を消しました。しかし、1つのアイスを分け合うことで生まれたコミュニケーションやワクワク感は、いまもパピコをはじめとする現役商品や復刻トレンドの中に受け継がれています。
久しぶりに売場で見かけた際は、童心に帰ってパキッと二つに割り、誰かとシェアしてみてはいかがでしょうか。 (出典: 二 つ に 割れる アイス(Yahoo!ニュース))